つなぎ

企業探訪記 「医療システム開発の現場を行く!」

平成20年5月30日(金)医療機関向けシステム開発を行うソフトウエア開発企業「ICソリューションズ株式会社」様へ本校の「医療情報コース」の学生が訪問し、医療システム開発業界の動向や、システム開発に従事されているスタッフの方から「生の声」、また第一線でご活躍中のシステム営業の方から仕事に対する姿勢、やりがいなど、貴重な体験談をお聞きしましたので、お伝えいたします。

ICソリューションズ株式会社の皆さんと記念撮影

医療情報技師のニーズは今後高くなることを実感!!
訪問した学生からいろいろな質問が出ましたが、ひとつひとつに丁寧に答えてくださいました。
その中から、いくつかご紹介します。

Q1:開発の担当者はどのような資格を持っていますか。
A1:国家試験の基本情報技術者試験やソフトウエア開発技術者、医療情報技師などです。
   最近、業界内で医療情報技師が注目を浴びています。ちなみに、わが社では資格手当が支給されています。
    また、保険の制度についても勉強しておくと、役に立ちますよ。

Q2:残業は多いのですか。
A2:リリース直前や、法改正の時期などのピーク時は多いときもありますが、それほど大変ではないですね。

Q3:システム営業としてのやりがいや辛いことってなんですか。
A3:なかなかシステムを購入していただけなかったユーザに購入していただいて、使用した結果「使いやすくて、
   導入してよかったよ」とほめられたときに、「お客様に勧めてよかった」と感じますね。
   また、自分の伝えたいことがお客様(ユーザ)に正しく伝わらなかったときには、ちょっと辛いなと思いますね。

Q4:IT技術者として大切なことは何でしょう。
A4:技術の裏づけも大事ですが、まずは「コミュニケーション」だと思いますね。
   自社内だけでなく、他のメーカーの営業さんともコミュニケーションをとっていろいろと情報交換すると、お互い
   にメリットがあります。

探訪後の学生談
・実際の現場を見ることは今後の進路選択に参考になりました。
・医療情報システムの開発でどの様なもの作っているのか知ることができた。
 また、システム営業での大切なことを学べたことも非常に良かったと思う。
・システム営業について興味があったので、実際の現場の方の話を聞いてとても勉強になった。
・実際に開発系の仕事をしている人の経験談を聞いてとても参考になった。
 特に、法律が変わった際のシステムのバージョンアップは短い期間に変更点をリストアップし、
 法律の施行までにシステムを完成させなければならないので非常に大変な仕事だなと思った。
 でも、同時にやりがいもあるのかなと感じました。
・システム開発の方は、忙しい仕事の合間にソフトウェア開発技術者や医療情報技師などの資格
 も取得し、すごいなと感じた。

後記 
今回、ご多忙にもかかわらず本校学生に業界の情報を提供いただきありがとうございました。
机上の学習ばかりではなく、実際の仕事現場を直接見て、聞いて、体感することは、学生にとって非常に有意義で
あり視野も広がったと思います。
特に、今回は病院という医療現場ではなく、医療システムの開発を行っている企業に訪問できたことは、将来の進
路選択においてもさらに幅が広がったと確信しています。
ICソリューション株式会社様ありがとうございました。 
                                                      引率講師 鷲尾 孝巳

 

【ICソリューションズ株式会社】 http://www.ic-sol.co.jp/

『ICソリューションズ株式会社』は、名古屋の老舗医薬品、医療機器卸企業である中北薬品株式会社のグループ
企業として、平成18年11月に分社化。
主に、開発・販売・サボートをしている医療機関様向けの医療情報管理ソフト「MEDI-ECHO」を中心に、「写真付
薬剤情報プログラム」や「薬袋発行フログラム」などの関連プログラムも開発・販売。また、多種多様なニーズにあっ
た情報系システム・プログラム開発、ハウジング・システム受託運用業務、またコンサルタント業務から人材派遣、
教育研究事業まで一環したサービスを提供されています。

ICソリューションズ株式会社ホームページ 

 

 

 |Posted 2008.7.9